ミニマリスト、ついに梅干をつくる
どうも非効率系ミニマリストのカタカナです。
みなさんいかがおすごしでしょうか。
私はと言うと涼を得ようと飾った風鈴がりんとも鳴らず、せみの声ばかり聞こえてくる夏を過ごしております。
せめて、り、くらいは鳴っておくれ。
そんなこんなで夏本番。
突然ですが、こんな指をご存知でしょうか。
突然なに?発作?(©しげみさん)
これ、私の指です。
親指をいいね!の形にして、そのまま第一関節だけ曲げる。
意外とできる人が少ないそうです。
子どものころ、この指を見た母親が言いました。
「それはヘビ指やわ。この指の人が梅干をつけても赤くならないんやよ。」
・・・・・・・・
ええ、みなさんのお気持ちはよくわかります。
は?どういうこと?
ですよね。
もちろん私も思いました。
理由を聞いても、昔からそう言われてるとのこと。
納得いかない。
あまりに意味がわからなかったせいか、心の片隅にずっとこの言葉が引っかかっておりました。
それから30年・・・
ついに真相解明のときがきました!そう!そうなんです!!
2018年、ついに私は梅干を漬けたのです。
なんたって事実の検証ですから、公平を期すために普遍的な漬けかたが必要。
本によると基本は 塩に漬ける → 赤シソに漬ける → 日に干す の流れであることがわかり、大体の要点はつかむことができました。
しかし、問題が道具。
漬物容器に重石に竹ざるなどなど持っていない道具ばかり・・・・
しかし、そこは私もミニマリスト。
知恵と工夫とグーグル先生!おらに力を分けてくれ!(毎日言ってる)
【例】
土用干し用の竹ざるがない
↓
ひっくり返した洗濯かごにクッキングシートを装着して代用。
専用の入れ物・重石がない
↓
ジップロックで代用。空気を抜けば重石は不要。
もし重石をしたくなったら、ジップロックに塩を入れて代用可。
消毒用焼酎は消費できないから買いたくない
↓
ジップロックを使えば消毒いらず。
保存用の入れ物がない
↓
見直してみると
8割ジップロックで解決してますね。
ありがとう、ジップロック。
これからジップロックに足を向けて寝られません。
なのにジップロック時代の写真は撮り忘れました。
私たちが結ばれたのはあなたのおかげと言っておきながら結婚式に呼ばないみたいな裏切り方してごめんなさい(わかりづらい)
お待たせしました。
さあ!とくと結果をごらんあれ!!
赤くなりました。
そりゃあ見事に赤くなりました。
むしろ着色料かっつーくらい赤くなりました。
グーグル先生のおかげでわかったのですが、梅干を赤くするには赤シソのあく抜きが重要で、少なくとも塩もみを2回しないとダメなんだそうです。
そこから冒頭のヘビ指の話を想像すると、
実家の付近にいたヘビ指さん(たぶん農家の嫁)はちょっとずぼら、もしくは大量の梅干を漬けていた
↓
あんまり赤シソの塩もみしなかった
↓
梅干赤くならない
↓
それを見た姑or舅が言いふらす
↓
ヘビ指の人の梅干は赤くならない説誕生
じゃないかと。
・・・・もしかして、逆?ずぼらさんにはヘビ指が多いとか?
え?もしかしてこのずぼらな嫁って私の前世?
今回やってみて、梅干つくりは自分が思っているよりずっとずっと手軽でした。
食べごろはここから3ヶ月先だそう。おあずけ~。
関係ないけど、改めてインターネットってすごいですよねー。
口伝えだった情報がいくらでも検索できちゃう。
まるでPCの中におばあちゃんがいるみたいじゃないですか。
おばあちゃんの存在って、今で言うところの集合知だったのかもしれないですね。
せっかくなので、コンピューターおばあちゃんを口ずさみながら梅干完成を待とうと思います。
*みんなのうたで放送された名曲。坂本隆一プロデュース。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
ではまた。