ゆかり、愛しき君のためにミニマリストは戦う
どうも、非効率系ミニマリストのカタカナです。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
岐阜生まれで暑さには比較的強いと自負している私でも、今年の暑さは堪えます。
本当に8月に東京オリンピックを開催するのでしょうか・・・
ごめんで済んだら警察はいらんとは人に詰め寄る常套句ですが、打ち水で済んだらエアコンはいらんのじゃ!!って感じですね(意味不明)
さてさて。
先日初めて梅干を作ったんです。
その模様はこちら↓
梅干つくりはひと段落したのですが、私にとってメインイベントが待っております。
そ・れ・は ゆかりを作ること!!
みなさんご存知、ごはんにかけておいしいゆかり。
私は子どもの頃からゆかりが大好きです。
ゆかりって、梅干作るときに一緒に漬け込んだ赤ジソを天日干してすったものなんですよー、今まで知らなかった~!
ふつー知ってるよそもそもなんで好きな食べ物の材料知らないんだよってあなたの心の声をBGMにゆかり作りスタート!
そうそう、ゆかりは赤ジソをすって作るんですよと申し上げましたが、問題はそこなんですよ。
勘のいい方はお気づきかと思いますが、我が家にはすり鉢がありません。
「すり鉢ですって細かくする」というゆかりにとって唯一といっていい作業工程ができないのです。
さて・・・・ここまできた以上引き返すわけにはいかないぜベイベー。
道は必ずある・・・・知恵を働かすんだ・・・・
作戦① ジップロックに入れて揉んでみる
作戦失敗。全く細かくなりません。
梅干作りでは獅子奮迅の活躍を見せたジップロックもあえなくここで敗退となりました。
作戦② 包丁で細かく切る
作戦失敗。丸めた紙を切ってるみたい。
ひとつ切るだけで渾身の力がいります。
はさみでも切ってみましたが細かくするには向きません。
2つの作戦は全て失敗。
そろそろ私の知恵にも限界がやってきています。(限界早い)
私は愛しいゆかりに会えずに終わるのでしょうか。
あきらめたそうになった時、ふとひらめきがやってきました。
これが最後の手段です。
二度あることは三度あるになるのか、三度目の正直になるのか・・・・
作戦③ おろし器ですりおろす
・・・・いける!
これいけるぞおおおおおおお!!!!!!
一掴み分の赤ジソを指に挟んで、根気よくすりおろしていくことにしました。
ちなみにこのおろし器(有次製)、本当によくすれます。
ぼーっとしてると怪我をしてしまうほど。
でも、そんなことは気にしない。愛しいゆかりに会えるのなら。
ここからは赤ジソと指先の感覚に集中していきます。
外の世界は一切遮断されて、脳内は瞑想のような静けさが満ちていました。
全部すり終わったらざるでこして。
ざるに残った赤ジソをまたすりおろします。
終わったらまたざるでこして残りをすりおろし。
この工程を自分が納得するまでやります。
どれくらいの時間が過ぎたことでしょう。
私が納得したゆかりはこちらです!!
え?
めっちゃ荒くない?
初めとあんまり変わってなくない?って皆さんの心の声BGMが最大ボリュームで聞こえてきますね。
「カタカナさんって絶対O型だよね~、おおざっぱそうだもん~www」って初対面で言われる事案から察していただければ幸いです。
ちなみにA型です。家族全員A型の由緒正しいA型です。
初めと比べたら細かくなってっから!!
それはさておき、さっそくいただきましょう。
おお!!それっぽい!!
念願のゆかり、さっそくいただきます。
・・・・・!!
より細かくなった赤ジソは舌の上でとろけるようになくなり、その瞬間、新鮮な風味が鼻に抜けてさわやかさを連れてくる、そうこれは梅と赤ジソと大地の偉大なるコラボレーションや、子どものころ食べたゆかりはきっとおばあちゃんが手作りしてくれていたんだろうなあ教えてもらえばよかったなあ・・・ゆかり、ゆかり、遠回りしたけどやっと愛しい君に会えたよ・・・時よ止まれお前は美しい・・・・
くらい言いたかったのですが、お味はいたって普通でした。
でも、こんなふわふわしたゆかりは世界でこれだけだと思います。
初めてのゆかり作り、けっこう楽しかったです。
まあ、すり鉢でおろせば10分足らずで終わるところ、2時間かかったんですけどね。
あと右手親指の爪と皮膚が少々削れてました。痛いです。
楽しかったけど、ここ数年でダントツで非効率でした。
今回の経験からお伝えできること、それはもちろん、
ゆかり作りはすり鉢でやったほうがいいよ、ということです。
私も来年はすり鉢ですります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。